高血圧と心房細動で通院中
高血圧と心房細動で通院中
A: 高血圧と心房細動を併せ持つ方では、脳梗塞の予防が特に重要です。心房細動があると心臓内で血液がよどみ、血栓ができやすくなり、それが脳に飛ぶことで脳梗塞を引き起こします。そのため、抗凝固薬による治療が行われます。一方で、抗凝固薬には出血しやすくなる側面もあります。高血圧があると血管への負担が増し、脳梗塞だけでなく脳出血のリスクも高まります。心房細動に高血圧が加わることで、脳卒中全体の危険性はさらに増大します。2025年に改定された日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインでは、脳心血管イベント予防の観点から、原則として診察室血圧130/80mmHg未満(家庭血圧125/75mmHg未満)を目標とした血圧管理が重視されています。特に抗凝固薬を服用している方では、脳出血のリスクを抑えるためにも、より適切な血圧管理が重要です。血圧を適切にコントロールすることは、脳梗塞を防ぐ治療を安全に続けるための大切な要素です。ただし、めまいやふらつきがある場合は転倒の危険もあるため、無理に下げすぎないことも重要です。日々の家庭血圧を記録し、主治医と共有しながら、無理のない範囲で管理していきましょう。