トリガーポイント

トリガーポイントとは、圧迫などの軽い刺激により筋の攣縮および関連領域の関連痛を引き起こす過敏点です。また、トリガーポイントは東洋医学のツボの位置ともよく一致すると言われており、両者は71%一致するという報告もあります。トリガーポイント形成の原因は、①「物理的ストレス」②「精神的ストレス」③「冷えなどの環境的ストレス」があげられます。これらのストレスが原因で筋膜(fascia)が癒着や肥厚を起こし知覚過敏の状態になった部位がトリガーポイントなのではないかと考えられます。トリガーポイントは筋の起始・停止部、筋腹では筋肉に神経や血管が進入する狭い領域、靭帯、腱、骨膜、関節包、瘢痕部などに認められます。
痛みがあると、その箇所の血管が収縮し、筋肉が緊張します。そのため血液の流れが悪くなり血液を通して送られる酸素や栄養が不足します。その結果、痛みを起こす物質が蓄積し、さらに痛みを引き起こします。その痛みはさらに血管の収縮と、筋肉の緊張を引き起こし、「痛みの悪循環」におちいり、症状が慢性化します。
トリガーポイントに局所麻酔薬を主とする薬物を注射して、痛みを取り去る治療法がトリガーポイント注射です。局所麻酔薬で神経による痛みの伝達を遮断し、一時的に神経を休ませることにより、「痛みの悪循環」と呼ばれる痛みを慢性化させる仕組みを断つことにより、効果が持続します。
当院では、腰痛、肩こり、膝痛、頭痛の原因となるトリガーポイントに対して、トリガーポイント注射を行っています。

鍼治療（自費診療：30分　3,000円）

また、当院では良導絡をベースとした鍼治療を行っており、肩こり、頭痛、腰痛、膝痛、自立神経症状、美容などに効果があります。