「腎嚢胞」はどんな病気でしょうか?
「腎嚢胞」はどんな病気でしょうか?
健康診断で「腎嚢胞」を指摘されると、症状がないだけに「放っておいてよいのか」「重い病気ではないのか」と不安になる方も多いと思います。腎嚢胞とは、腎臓にできる水の入った袋のようなもので、特に原因がなく、年齢とともに見つかることが多い所見です。50代以降では、決して珍しいものではありません。
健診で偶然見つかる腎嚢胞の多くは「単純性腎嚢胞」と呼ばれる良性のもので、袋の壁が薄く、中身もきれいな水だけです。自覚症状はほとんどなく、腎臓の働きに影響することも少ないため、治療を必要としないケースが大半です。
一方で、袋の中に仕切りがある、形がいびつ、内部ににごりや出血がみられる場合には、感染や腫瘍など、別の病気との見分けが必要になります。また、腎臓の両側に多数の嚢胞があり、若い頃から徐々に増えていく場合には、多発性嚢胞腎という遺伝性の病気が疑われることもあります。ただし、健診で1~2個指摘されただけであれば、その可能性は高くありません。
これらは超音波検査やCT検査で多くの場合判断が可能であり、まずは泌尿器科を受診して詳しい評価を受けることが勧められます。